海外FX業者を調べていると、必ずと言っていいほど目にするのが「ゼロカットシステム」という言葉です。XMTradingの紹介記事でも触れましたが、この仕組みは海外FXを選ぶ理由の中でもかなり重要な位置を占めています。この記事では、ゼロカットシステムが具体的にどんな場面で機能するのか、なぜ国内FXにはない仕組みなのかを整理していきます。
「追証が発生しない」という説明だけでは実感が湧きにくいと思うので、具体的な数字を使いながら説明していきます。
ゼロカットシステムとは何か
通常、FX取引では含み損が一定水準に達すると、それ以上の損失拡大を防ぐために自動的にポジションが決済される「ロスカット」という仕組みが働きます。ところが、為替介入や重要指標発表直後のような急激な値動きでは、ロスカットの注文が想定した価格で処理しきれず、口座残高がマイナスになってしまうことがあります。
国内FX会社では、このマイナス分を「追証(追加証拠金)」として利用者が入金して埋め合わせる必要があります。一方、ゼロカットシステムを採用している海外FX業者では、口座残高のマイナス分を業者側が負担し、利用者の口座残高は0円に戻されます。つまり、預けた資金以上の損失を背負うことがない、というのがゼロカットシステムの核心です。
具体的にどんな場面で発動するのか
例えば、10万円を入金してハイレバレッジのポジションを保有していたとします。通常の値動きであればロスカットによって10万円の範囲内で損失が止まりますが、週末を挟んだ窓開けや、記事で紹介した為替介入のような急変時には、ロスカット注文が処理される前に価格が飛んでしまい、理論上は口座残高が「マイナス3万円」のようなことになり得ます。ゼロカットシステムがあれば、このマイナス3万円は業者が負担し、利用者の口座残高は0円で済みます。
裏を返せば、「入金した金額以上は絶対に失わない」という上限が明確になるため、資金管理の計画が立てやすくなるという利点もあります。国内FXでは、この上限が理論上存在しないため、想定外の借金を抱えるリスクがゼロではありません。
国内FXの追証と何が違うのか
国内FX会社の多くは金融庁の規制下で運営されているため、レバレッジは最大25倍に制限されています。この規制はロスカットが間に合わないリスクを一定程度抑える効果もありますが、それでも2015年のスイスフランショックのように、通常では考えられない値動きで多くのトレーダーが多額の追証を求められた事例があります。海外FXのゼロカットシステムは、こうした極端な相場変動が起きた場合でも、利用者の負債リスクを業者側が引き受ける仕組みだという点で、国内FXとは根本的に立て付けが異なります。
ゼロカットシステムがあるからといって安心しすぎない
ゼロカットシステムは「借金を背負わない」という保険であって、「損失そのものをなくす」仕組みではありません。入金した資金自体は通常のロスカットによって失われる可能性があるため、ハイレバレッジを過信して大きなロットで取引を続けると、入金した資金を短期間で失うリスクは変わらず存在します。ゼロカットシステムの有無にかかわらず、少額から慣らし運転をする、資金の一部だけを取引に回す、といった基本の資金管理は必要です。
また、ゼロカットシステムを採用しているかどうかは業者によって異なります。当サイトで紹介したXMTradingは公式サイトで明確に採用をうたっていますが、FXLIFTのように本記事執筆時点で明記が確認できない業者もあります。口座開設前に、この点を必ず公式サイトやサポートで確認するようにしてください。
ゼロカットによる負担は業者側のコストになるため、一部の業者はこのリスクを織り込んでスプレッドをやや広めに設定している場合があります。「ゼロカットがあるから無条件にお得」と捉えるのではなく、スプレッドや手数料とのバランスも含めて業者選びを検討する視点を持っておくとよいでしょう。
なぜ国内FXにはゼロカットがないのか
日本の金融庁は、国内のFX業者に対してゼロカットシステムの導入を実質的に認めていません。これは、業者が負担するはずの損失を最終的にボーナスなど別の形で利用者に転嫁する、あるいは業者の財務健全性を損なうリスクがあるという考え方が背景にあります。レバレッジ規制(最大25倍)とあわせて、国内投資家を過度なリスクから守るための制度設計だと理解しておくとよいでしょう。
よくある質問
ゼロカットシステムはすべての海外FX業者にありますか?
すべての業者にあるわけではありません。海外FX業者の多くが採用している傾向はありますが、業者ごとに規約が異なるため、口座開設前に公式サイトで明記されているか必ず確認してください。
ゼロカットになった場合、何か手続きは必要ですか?
多くの場合、業者側が自動的に口座残高のマイナス分を調整し、利用者側で特別な手続きをする必要はありません。ただし詳細な運用は業者ごとに異なるため、不安な場合はサポートに確認しておくと安心です。
複数口座を持っている場合、ゼロカットはどう適用されますか?
基本的には口座ごとに適用され、ある口座がマイナス残高になった場合でも、別の口座の資金が自動的に補填に使われることはないのが一般的です。ただし業者ごとに規約が異なるため、複数口座を運用する場合はこの点も確認しておくとよいでしょう。
暗号資産CFDにもゼロカットは適用されますか?
業者やゼロカットシステムの規約によって異なります。暗号資産は値動きが大きく、通常のFX以上に急激な価格変動が起きやすいため、CFD取引の場合にゼロカットが適用される範囲は事前に確認しておくことをおすすめします。
ゼロカットシステムは、海外FXを選ぶ大きな理由の一つですが、あくまで「借金を背負わないための仕組み」であり、資金そのものを守るわけではありません。この仕組みを正しく理解したうえで、無理のない資金管理を心がけてください。業者選びの参考には、XMTradingとFXLIFTを比較した記事もあわせてご覧ください。
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実際に試してみるなら——XMTradingという選択肢
チャートの読み方は、実際に値動きを追いながら体感すると理解が深まります。海外FX口座のXMTradingは、レバレッジ最大1000倍(口座タイプにより異なります)、追証が発生しないゼロカットシステムを採用しており、口座開設・入金ボーナスも用意されているため、少ない自己資金から実践してみたい人に選ばれています。
※XMTradingは金融庁に登録された国内業者ではなく、海外拠点で運営されている業者です。国内の投資者保護制度の対象外となる点をご理解のうえ、ご自身の判断でご検討ください。より詳しい特徴はXMTradingとは?海外FX初心者が知っておきたい特徴とはじめ方で解説しています。